住宅をリフォームする前に確認すべきこと
一戸建ての住宅は、長年住み続けると時が経つにつれて建物全体の老朽化、設備の故障などが生じます。住宅も車と同じようにメンテナンスが必要になる時がやってきます。そのような時は、建て替えのではなく、代わりに「リフォーム」という選択肢として大変人気を呼んでいます。それは、各分野の技術が進化し続けてきた結果、住宅を構成する各パーツ、例えば、システムキッチン・バスルーム・トイレなどがとても快適な機能性溢れるものに進化してきています。リフォームも昔に比べれば、かなり気軽にできるようになりました。それにしても、普段いつも経験する事柄ではないため、下記のような悩みをお持ちの方が多いようです。
「リフォームは何から始めていいのか分からない」
「失敗したという話をよく聞く」不安!
「失敗したくない」
「後悔したくない」
「リフォームローンはどうすればよいのか分からない」
このようにリフォームをしたいのですが、でもいろいろお悩み、不安を持っている方に是非こちらの情報を参考にしていただければ幸いです。
1、悩み・不安はリフォームで解決!
戸建住宅に関するお悩みは尽きないものですが、一部例として、
◆雨漏りによる天井・壁のシミ、屋根・外壁を修繕したい!
◆重い瓦屋根は地震が起きる際に倒壊するのでは?と不安!
◆キッチンがボロボロ!新しいキッチンで料理したい!
◆冬のバスルームが寒くて耐えきれない!ゆっくり暖かいお風呂に入りたい!
◆冬のトイレ便座が冷たい!暖かい洗浄機能付きトイレが欲しい!
◆落書き・剥がれ落ち・シミだらけの壁紙をどうにかしたい!
◆畳がシミだらけ!ボロボロ!お手入れが大変!フローリングにしたい!
挙げればキリがありませんが、しかし、上記のようなお悩みは全てリフォームで解決できます!驚くほど建て替えるよりも簡単!短期間!低予算!まるで新築のように生まれ変わらせることができます!
では、戸建住宅リフォームは実際にどのタイミングですべきでしょうか?
2、戸建住宅リフォームのタイミング
●住宅が老朽化して破損や故障が生じた時
雨漏りのような状況が発生した場合は、いち早く直した方がよいでしょう。長く放置すると屋根や壁の中に雨水が浸透して、内部にカビが発生しやすく、木材が腐ってしまい、酷い場合建物の強度まで影響を与えてしまう可能性があります。緊急性のあるリフォームと言えます。できる限りお早めにリフォームすることをオススメします。
●日常をより快適に過ごしたい
破損や故障ではないですが、 例えば、
冬の冷たいトイレ便座を温かく洗浄機能付きのトイレにしたい、
冬はお風呂場が寒くて耐えきれない!お風呂場に床暖房や暖房付きにしたい、
騒音や隙間風を通す窓を地震・台風・防音・保温・耐久性に優れた複層ガラスにしたい
このように、日常暮らしの中で欠かせない設備をより快適にしたいと思う時はリフォームのタイミングです。
●家族構成・生活スタイルが変わった時
2世帯住宅にしたい
今の生活スタイルに合った間取りに変えたい
バリアフリーにしたい
老朽化した家をリフォームしたい
リモートワークの仕事専用スペースが欲しい
このように家族構成や生活スタイルの変化によってリフォームのタイミングも考えられます。
●戸建住宅を長持ちするためメンテナンスをする時
住宅は適期適切なメンテナンスを行えば、何世帯にもわたり、住み続けることができます! 日本は地震が多いため、長年にわたり地震による家全体のバランスが崩れている可能性があります。また、建てる当時の技術では断熱性能・耐震性能は十分ではない可能性もあります。リスクを減らすために家全体バランスの調整、断熱性能・耐震性能を上げるためのリフォームがオススメです。
住宅リフォームを検討する際に、もう1つ重要なポイントは、リフォームの費用です。
3、戸建住宅リフォーム費用の相場
住宅リフォーム費用は、リフォームする場所や程度、使用する材料によってかなり異なります。部分的リフォームするか、フルリフォームするか、リフォームの必要性、緊急性は1つの判断基準となりますが、リフォーム費用には、材料費のほか、工事費・その他諸費用も発生することに注意が必要です。
◾️キッチン・洗面所・浴室・トイレ
キッチン・洗面所・浴室・トイレのリフォームを総称水回りリフォーム。
水回りフルーリフォームの費用相場:
キッチン | 50~150万円 |
浴室 | 50~150万円 |
トイレ | 15~50万円 |
洗面所 | 10~50万円 |
中には、部分的にリフォーム(プチリフォーム)すれば、悩みが解決できる場合もあります。プチリフォームなら数万円で問題が解決できることがよくあります。
◾️玄関・リビング・和室・洋室
玄関・リビング・和室・洋室リフォームの費用相場:
リビング | 15~150万円 |
玄関 | 15~80万円 |
洋室 | 5~100万円 |
和室 | 5~100万円 |
こちらのカテゴリーのリフォーム内容が多岐にわたるため、中心的な相場でも費用の幅が比較的広く、かなり差が出てきます。リフォームの範囲と使用材料などをしっかり明確にしておくことが大切です。
◾️床・収納・廊下・階段
廊下 | 20~50万円 |
階段 | 10~50万円 |
収納 | 3~40万円 |
床 | 2~20万円 |
こちらも広さや仕様によって価格が変わってきます。上記のほか、屋根・外壁・ポーチ・ベランダ(バルコニー)・窓・フェンス・・・挙げればキリがありません。どの部分をリフォームするか範囲を明確にしたうえで、まずは、お見積を依頼してみることをオススメします。
プチリフォームなら特に悩むことはないと思いますが、大規模リフォーム・フルーリフォームとなれば、建て替えに比べれば安いですが、相当な費用がかかると推測します。この時、リフォームの優遇制度をぜひ有効に活用して頂きたい!
4、住宅リフォーム減税制度(税制優遇措置)
【2022】年主な住宅フォームの減税制度(税制優遇措置)は、以下の通り:
▲所得税を減税
▲固定資産税の減税
▲贈与税の非課税
▲登録免許税を軽減
▲不動産取得税を軽減
減税制度の工事内容:
⇨耐震リフォーム
⇨バリアフリーリフォーム
⇨省エネリフォーム
⇨三世帯同居リフォーム
⇨耐震リフォーム又は省エネリフォームと合わせて耐久性向上リフォーム
⇨耐震リフォーム及び省エネリフォームと合わせて耐久性向上リフォーム
リフォーム減税は一定の決められた条件に満たす必要がありますので、後悔しないために、リフォーム前にしっかりと関連内容を確認しておくことが大切です。
5、住宅リフォームの補助金制度の有効活用
【2022】主な住宅リフォーム補助金制度は、以下の通り:
▼こどもみらい住宅支援事業
▼介護リフォームの費用を補助する介護保険の補助金制度
▼各市町村が実施する補助金制度・既存住宅における断熱リフォーム支援事業
こちらのリフォーム補助金を受けるためには、いくつかの条件をクリアしなければなりませんので、工事内容や工事時期など必ず工事前にしっかり確認しておくことです。工事開始してから申請すると補助金支給対象外になる場合があります。十分にご注意ください。
6、住宅リフォームローンの利用
リフォームローンは、銀行など金融機関が、住宅をリフォームするときのために提供しているローンのことです。
●特徴:比較的無担保タイプが多い、カードローンなどに比べ金利が安い、審査も住宅ローンより緩い点が挙げられます。
●借入計画の基本ポイント:いくらまで借りられるかの限度額、いつまで完済する必要かの借入期間、借入期間中固定金利適用か変動金利適用かの金利タイプを選ぶ必要があります。
住宅リフォームローンは、利用する金融機関によって、対象工事や受けられる借入金の額が異なります。また、内容や条件によって金利も異なる場合があります。 まずは、金融機関と相談して、リフォームローンを検討することをオススメします。
※補足ですが、これから中古住宅を購入して、リフォームすることをご検討される方は、リフォームの予算を住宅ローンに組み込んで一緒に手続きすることも可能です。
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